キッチンリフォームで導入できるオプションをご紹介
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カテゴリー:リフォームコラム
キッチンリフォームを検討する際にWEBカタログやメーカーサイトを見ていると、魅力的な機能の数々に目を奪われます。
「こんなキッチンで料理したいな」「こんな機能があったらラクちんだな」と設備をグレードアップさせていくと、不必要なオプションまで追加してしまうことも。
高額な項目も多いので、キッチンリフォームのオプション追加で後悔しないよう、十分に検討するようにしましょう。
こちらのページでは、キッチンリフォームにおけるシステムキッチンの基本的な設備の紹介、オプション機能として人気のものをご紹介します。
目次
キッチンリフォーム 設備機能とオプションポイント
新築やリフォームで新しいキッチンを設置する場合、ほぼシステムキッチンが採用されます。
システムキッチンは食器洗い乾燥機やコンロのグリル機能など、日常的に使うオプション機能が充実しています。
また、キッチンのレイアウトに合わせて、吊り戸棚や引き出しの数、カラーや素材なども自由に選ぶことができます。
デザイン性にも優れており、スタイリッシュな見た目が魅力です。
ここではキッチンでよく利用する設備と大手メーカーの機能をご紹介します。オプション追加のベースとなる知識ですので、ぜひご覧ください。
シンク(流し場)
キッチンシンクは、食器洗いや調理の際に必要な水を排水するためのもので、シンプルなステンレス製のものから、ホーロ製のシンクまで選択肢は豊富です。
シンクの形状自体も、シングルボウル、ダブルボウル、コーナーシンクなど用途やキッチンタイプに合わせたものが選べます。
素材や形状はもちろんですが、使用頻度が高い設備なので、シンクのサイズや水栓、排水口などは要チェックポイントです。
大手メーカーのオプションとしては下記などがあります。
LIXIL スキットシンク
シンクの底面を汚れが流れやすい形状にし、水流の広がりを抑えて段差に流し込むナイアガラ構造が実現されています。シンク内のどこからでも効率よく水が流れていきます。
出典:株式会社LIXIL
TOTO スクエアすべり台シンク
溝や段差がないスクエアでシンプルな形状でありながら、シンク底面・網かご・排水口にすべり台のような傾斜を設置しています。
水や野菜ごみがスイスイ流れるので、汚れの滞留が無い綺麗なキッチンに。
出典:TOTO株式会社
キッチン水栓
食材や食器、手を洗う水栓にも、タッチレスや広範囲に水が広がるシャワー機能など様々なオプションがあります。
大手メーカーの特長的な水栓を見て行きましょう。
LIXILのNavish
LIXILの最新水栓であるNavish(ナビッシュ)は、タッチレス機能があり、水栓に触れずにセンサーに手をかざすだけで吐水・止水が可能です。
浄水器ビルトイン型で、水栓の台座がスカート状になっているお掃除楽々台座があるので、水栓周りの汚れも簡単にお掃除できます。
出典:株式会社LIXIL
TOTOの水ほうき水栓
TOTOの水ほうき水栓は幅広のミクロシャワーが出て、汚れがラクラク落ちる水栓です。
ホースを伸ばして水流の向きを自由に変えられるので、シンク周りのお掃除がとてもラクになります。
タッチレス機能や、除菌機能があるミストが出る水栓も追加可能で、水栓の可能性が広がります。
出典:TOTO株式会社
ビルトイン食洗機のオプションは必要?
食器洗い機のメリットは、自動洗浄でもしっかりと汚れを洗い落とせる、節水できるなどが挙げられます。
また、食器を洗う手間を省け、忙しい朝や夜の家事の負担も減らせます。
そんな食器洗い機をキッチン本体に内蔵させるのが、ビルトインタイプです。
ビルトイン食洗機は食器洗い機のスペースを別にとらず、キッチンをすっきりと見せることができるので、おしゃれに、広々とワークトップを使用したい方におすすめです。
卓上の据え置き型もビルトイン型もキレイに食器を洗浄できますが、ビルトイン食洗機の寿命は10年程度とされ、据え置きタイプよりも長く使えます。
また、稼働音もビルトイン食洗機の方が静かな機種が多くあります。
ビルトイン型には、ディープタイプ、ミドルタイプ、フロントタイプと形状に種類があります。
フロントオープンタイプは比較的格納量が多いので、「大型調理器具も食洗器で洗ってしまいたい!」という方におすすめです。
ビルトイン食洗機にもデメリットがあります。
最初の設置時に配管工事や給水工事が必要で、初期費用が据え置き型よりも高額です。
据え置きタイプが約5万~10万円が相場とすると、ビルトイン食洗器は工事費込みのオプション価格で20万円以上します。
キッチンの作業スペースの確保、格納量や静穏性のメリットを考慮し、オプション追加をご検討ください。
コンロ
最近のキッチンコンロは、ガスコンロとIHクッキングヒーターの2種が主流です。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは火を使わず熱することができるので、高齢の方や小さなお子様のいる家庭では火災のリスク軽減として選ばれています。
また、ヒーターのタイマーや火力調整ボタンといった便利機能もあります。
ガスコンロ
一方、ガスコンロの場合は火力が強く、料理が早く仕上がる、調理の幅が広がるというメリットがあります。
火力が直接的であるため、調理中の火加減が直感的に分かりやすいと選ばれる方も。
どちらを選ぶかは、ご家族の生活スタイル、調理スタイルの好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。
IHとガスコンロ選びのポイント
ガスコンロもIHクッキングヒーターも、コンロの口数は毎日お料理をするご家庭は3口あると便利です。
1口、2口のコンロを選ぶ場合は、電子レンジや調理家電を合わせて使用すると不便なく利用できます。
初期費用ではガスコンロの方が安く、IHクッキングヒーターはオプション追加で10万円以上での対応が多いようです。
最新機種のガスコンロは天板と一体化しているものもあるので、お手入れしやすさではIHに引けを取りません。
ワークトップ
キッチンのワークトップとは、調理や食事のために使用するスペースです。
一般的に使用される素材には、ステンレス・人工大理石・クリスタル・セラミックなどがあります。
素材選びは使用用途やデザイン性、耐久性、メンテナンスのしやすさなどを考慮することが大切です。
一般的なワークトップ素材の特徴は以下の通りです。
素材 | メリット | デメリット |
ステンレス | ・耐水性が高い ・錆に強く衛生的 |
・傷が付きやすく目立つ ・デザイン性が低い |
人造大理石 | ・汚れに強くお手入れがしやすい ・デザイン性が高い |
・耐熱性が低い ・強度があまり高くないので、硬いものが落ちると割れてしまうことも |
セラミック | ・耐熱性が高い ・傷が付きにくい ・高級感がある |
・設置費用が高額 |
ステンレス素材が標準仕様の場合が多く、人工大理石やセラミックのオプションは10万円~が相場です。
ワークトップとシンクの素材を別々にできない商品もあるので、シンクで取り入れたい素材がある場合は注意しましょう。
キャビネット
システムキッチン本体の収納スペースであるキャビネットは、コンロ・シンク・調理台の下に設置されている開き戸や引き出しタイプが一般的です。
一昔前はシンク下の排水管を避けて棚を作れるアイテムなどが重宝されていましたが、包丁や鍋、フライパンなどの調理器具だけでなく、調味料や食材のストックもかさばらず入れられるように改良されています。
キャビネットはフロアキャビネットとウォールキャビネットがあります。
キッチン下がフロア、キッチン上の収納がウォールキャビネットとお考えください。
フロアキャビネット
各メーカーやシステムキッチンの商品によってさまざまですが、フロアキャビネットは開閉のタイプや、調理器具を立てて置けるポケットの有無、滑らかな滑りで、ゆっくりと静かに閉まる引き出しなどをオプションで選べます。
底板をホーローやセラミックにし、汚れに強くするオプションもあります。
ウォールキャビネット
キッチン上の吊戸棚であるウォールキャビネットは、自動昇降や調味料の設置、食器の水切りができるスペースの設置などのオプションがあります。
食器乾燥機能付きのキャビネットもあるので、ビルトイン食洗機との使い勝手の違いなども検討材料にされると良いでしょう。
レンジフード
キッチンのレンジフードは、調理中に発生する油煙や匂いを吸い取るために設置されています。
レンジフードには、壁掛け型やシロッコファン型、ダウンドラフト型などの種類があり、最近では全自動お掃除機能や、ノンフィルターでお掃除がラクな商品も展開しています。
クリナップ 洗エールレンジフード
洗エールレンジフードは、フィルターをファンと一体化させた新しい構造のレンジフードです。
レンジフード内の給水トレイと排水トレイを利用して、ボタン一つで自動洗浄できます。
具体的にはファンフィルターをお湯で浸け、お湯を掻き揚げる動作で汚れを除去する水流を発生させて自動洗浄していきます。
消費電力を抑える省エネ機能も搭載している、新時代のレンジフードです。
出典:クリナップ株式会社株式会社
TOTO ゼロフィルターフードeco
ゼロフィルターフードecoはフード内のファンがはつ油コーティングがされているので、稼働時に高速回転することで調理中に発生した油がはじけ飛び、オイルパック部位に溜まっていきます。
ノンフィルターなので、お手入れは整流板とオイルが溜まったオイルパックの2つだけ。
ファンの汚れが付きにくいので、10年に1回お掃除するだけで綺麗にお使いいただけます。
出典:TOTO株式会社
キッチンリフォームについて代表的なオプションのポイントをご紹介しました。
性能が高い機能やデザイン性があるものは、グレードが高く費用も高額になってしまいます。
不必要なオプションを設置して後悔することの無いよう、検討を重ねるようにしましょう。
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