シャワー水栓のリフォームで快適バスタイム
- リフォームコラム
一日の疲れを癒すバスタイムは、私たちにとってかけがえのない時間です。
しかし、「シャワーの出が悪い」「温度調節が難しい」「水漏れが気になる」といったシャワー水栓の悩みがあると、せっかくのリラックスタイムも台無しになってしまいます。
シャワー水栓は、毎日使うものだからこそ、快適で使いやすいものを選びたいですよね。
こちらの記事ではシャワー水栓のリフォームを検討している方に向けて、シャワー水栓の種類から選び方、工事の注意点、費用相場など知っておくべき重要なポイントを詳しく解説いたします。
目次
シャワー水栓リフォームを考える前に
シャワー水栓のリフォームを検討する際には、現状のシャワー水栓の状態や不満点を明確にすることで、よりスムーズにリフォームを進めることができます。
現状のシャワー水栓の状態を把握する
現在お使いのシャワー水栓の状態を詳しく確認しましょう。
以下の項目をチェックすることで、リフォームの必要性や最適なリフォーム方法が見えてきます。
水漏れの有無
シャワーヘッドや水栓の根元から水漏れしている場合は、早急な対応が必要です。
放置すると水道代が無駄になるだけでなく、建物の劣化にも繋がる可能性があります。
温度調節の不具合
お湯の温度が安定しない、急に熱くなったり冷たくなったりする場合は、サーモスタット機能の故障が考えられます。
シャワーの出の悪さ
水圧が弱い、シャワーヘッドから均一にお湯が出ないなどの場合は、水栓内部の詰まりや故障が原因かもしれません。
異音の発生
使用中に異音がする場合は、内部部品の劣化や破損が考えられます。
使用年数
一般的にシャワー水栓の寿命は約10年と言われています。
長年使用している場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。
デザインへの不満
古臭いデザインが気になる、浴室の雰囲気に合っていないなどの不満がある場合も、リフォームを検討する理由になります。
機能への不満
シャワーヘッドの種類が少ない、節水機能がないなど、現在の機能に不満を感じている場合もリフォームを検討しましょう。
シャワー水栓のリフォームで期待できる効果
シャワー水栓をリフォームすることで、様々な効果が期待できます。快適性の向上はもちろん、節水効果や安全性向上にも繋がります。
快適性の向上
最新のシャワーヘッドは水流の種類が豊富で、マッサージ効果やリラックス効果が得られるものもあります。
また、温度調節が容易になり、快適な温度でシャワーを浴びることができます。
節水効果
節水機能付きのシャワーヘッドや水栓に交換することで、水道代を節約することができます。
近年では、少ない水量でも十分な勢いのあるシャワーを実現する製品も増えています。
安全性向上
温度調節が不安定なシャワー水栓を使用している場合、急な温度変化によるヒートショックのリスクがあります。
サーモスタット機能付きの水栓に交換することで、温度変化を抑え、安全に入浴することができます。
清掃性の向上
汚れがつきにくい素材や、お手入れがしやすいデザインのシャワー水栓を選ぶことで、日々の清掃の負担を軽減できます。
デザイン性の向上
浴室の雰囲気に合ったおしゃれなデザインのシャワー水栓に交換することで、バスルーム全体の印象を向上させることができます。
機能性の向上
手元で一時止水できる機能や、シャワーヘッドの角度を調整できる機能など、便利な機能が搭載された水栓を選ぶことで、より快適なバスタイムを実現できます。
水栓の種類と特徴を知る
シャワー水栓には様々な種類があり、それぞれ特徴や機能が異なります。
主な種類と特徴を理解しておくことで、ご自身のニーズに合った水栓を選ぶことができます。
水栓のタイプ
壁付きサーモスタット水栓
壁に取り付けるタイプの水栓で、温度調節ハンドルと水量調節ハンドルが分かれているのが特徴です。
サーモスタット機能により、設定した温度を保つことができるため、温度変化が少なく快適に使用できます。
一般家庭の浴室で最も多く採用されているタイプです。
デッキ付きサーモスタット水栓
浴槽の縁や洗い場に設置するタイプの水栓です。
壁に穴を開ける必要がないため、賃貸住宅などでも比較的容易に設置できます。
デザイン性の高い製品が多く、浴室の雰囲気を重視したい方におすすめです。
ツーハンドル混合水栓
お湯と水のハンドルが別々になっているタイプの水栓です。
温度調節がやや難しいですが、シンプルな構造で比較的安価な製品が多いのが特徴です。
近年では、サーモスタット機能付きの水栓が主流となっています。
シングルレバー混合水栓
一つのレバーで温度と水量を調節できるタイプの水栓です。操作が簡単で、デザイン性の高い製品が多いのが特徴です。
キッチンや洗面台でよく見られますが、浴室用の製品もあります。
タッチスイッチ水栓
ボタンを押すだけで吐水・止水ができるタイプの水栓です。
手が汚れている時や、一時的に止めたい時に便利です。節水効果も期待できます。比較的高価な製品が多いです。
シャワー水栓リフォームで後悔しないためのポイント
目的と予算を明確にする
なぜシャワー水栓をリフォームしたいのか、目的を明確にしましょう。
「水漏れを直したい」「温度調節を楽にしたい」「節水したい」「美容効果のあるシャワーヘッドを使いたい」など、目的によって選ぶべき水栓の種類や機能が変わってきます。
また、予算も事前に決めておくことが重要です。
予算に合わせて、最適なリフォームプランを検討しましょう。
複数の業者から見積もりを取り、費用相場を把握することも大切です。
既存の給湯器との互換性を確認する
シャワー水栓の種類によっては、既存の給湯器との互換性が重要になる場合があります。
特に、温度調節機能付きの水栓を選ぶ場合は、給湯器の性能との兼ね合いを確認する必要があります。
業者に相談する際に、給湯器の種類や型番を伝えて確認してもらいましょう。
取り付け場所と配管の状況を確認する
シャワー水栓の取り付け場所や、既存の配管の状況によって、選べる水栓の種類や工事方法が制限される場合があります。
壁付きタイプからデッキ付きタイプへ変更する場合など、大掛かりな工事が必要になることもあります。
事前に業者に確認してもらい、最適な取り付け方法を検討しましょう。
デザインと使いやすさを考慮する
シャワー水栓は毎日使うものなので、デザインだけでなく、使いやすさも重要なポイントです。
ハンドルの形状や操作性、シャワーヘッドの持ちやすさ、ホースの長さなどを実際に触って確認できると良いでしょう。
ショールームなどで実物を確認することをおすすめします。
補助金や助成金制度を活用する
国や自治体によっては、省エネ性能の高いシャワー水栓への交換に対して補助金や助成金制度が設けられている場合があります。
対象商品やいくら以上の工事の場合など様々な条件がありますが、これらの制度を有効活用することで、リフォーム費用を抑えることができます。
事前に確認してみましょう。
工事期間と生活への影響を考慮する
シャワー水栓の交換工事は、一般的に数時間程度で完了することが多いですが、配管の状況によっては半日程度かかる場合もあります。
工事期間中は、浴室が使用できなくなるため、事前に業者に確認し、生活への影響を最小限に抑えるための計画を立てておきましょう。
シャワー水栓リフォームの費用相場
シャワー水栓のリフォーム費用は、水栓の種類、機能、工事内容、業者によって異なります。
一般的な費用相場を把握しておきましょう。
DIYでのシャワー水栓の交換は、水漏れや給湯器の故障など、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
専門的な知識や技術が必要となるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
- ●壁付きサーモスタット水栓の交換:約3万円~8万円
- ●デッキ付きサーモスタット水栓の交換:約4万円~10万円
- ●シングルレバー混合水栓の交換:約2万円~7万円
- ●タッチスイッチ水栓の交換:約8万円~15万円
- ●シャワーヘッドのみの交換:約5千円~3万円
上記はあくまで目安であり、製品のグレードや特殊な工事が必要な場合は、さらに費用が高くなることがあります。
必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。
シャワー水栓のリフォームは、快適なバスタイムを実現するための重要な投資です。
目的と予算を明確にし、ご自身のニーズに合ったシャワー水栓を選ぶことが大切です。
信頼できる業者を選び、事前にしっかりと打ち合わせを行うことで、後悔のないリフォームが実現できるでしょう。
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