プロの目線で見る塗装工事4つ比較ポイント
弊社にお問合わせいただくお客様がお打合せの時によくおっしゃるのが「業者によって言ってることがバラバラ」
「価格も違えば塗料も違う!」
「何を信じていいのかわからない!」
リフォームをする際には3社くらい見積もりを取りましょう。
というのはどのリフォーム雑誌にも書かれていることです。
ですので、リフォームを検討される方はお見積りをとります。
もちろんそれはいいことだと思います。
家の中のリフォームですと見積りをとることで、
その業者のプラン力や相性などがわかるものです。
しかし、外壁塗装は見積りを取るだけでは
価格とその営業マンでしか比較検討しづらいリフォームです。
ここに落とし穴があります。
先に結論から言いますと、
比較検討する際に気を付けないといけないポイントが4つあります。
4つのポイントをプロの目線で見れるようになりましょう!
これであなたも塗装プロフェッショナルです。
・大きな値引き
・オリジナル塗料
・シリコン塗料の種類
・木部塗装のウレタン一式
■大きな値引き
まず、大きな値引きをしている業者は契約を急いできます。
「この場で!今すぐ!お得です!」
このうたい文句があったら一度冷静になりましょう。
値引きが出来る理由は2つです。
・はじめに提示している価格が高い
・値引いた分だけ工事でしわ寄せする
ぼったくりとまではいかないまでも、
値引き前提で価格を出されていたらそれはいい気持ちしないですよね。
また、大きな値引きがある場合は
工事が雑になることが多いです。
というのも、塗装の工事というものは、
材料費のしめる割合は2〜3割程度です。
そうなるとどこで値引いた部分を吸収するかといえば、人件費です。
簡単にいえば、
本当は3人で工事するところを無理して2人で工事する。
または、10日で工事するところを7日に縮めて工事をする。
工事が雑になるのは当然ですよね。
これが値引きを見るときのプロの目です。
■オリジナル塗料
大きな企業さんで提案されているのが、
このオリジナル塗料です。
もちろんオリジナルをきちんと開発して
良いものとして販売している業者さんもいらっしゃいます。
しかし、塗料メーカーでもないのに
わざわざ開発費をかけて塗料を作る方はまれです。
実際は普通の塗料をOEM(自社の名前で売ることを契約して)して
自社オリジナルとしていることがほとんどです。
少し質が悪いのは若干高くなっていたり、
オリジナルと言う部分でなにか良い塗料というふれこみをしている部分です。
簡単に言うとお客様が他社と比較しづらいようにしている。
お客様が他社に逃げないようにこの塗料を用意していたります。
オリジナル塗料を使っている際は、
大手塗料メーカーのどの商品と同等なのかを
しっかり聞くことが重要になります。
これがオリジナル塗料を見るときのプロの目です。
■シリコン塗料の種類
さて、多くの企業が塗装の標準塗料にしているのが
このシリコン塗料です。
シリコンが使われていれば、
普通だなと思ってしがちになって今いますが、実はここにも落とし穴があります。
実は、シリコン塗料もぴんきり!価格は倍も違うんです!
下の表を見てみてください。
弊社で標準仕様で使っているシリコン塗料の商品名は
日本ペイントの「ファインシリコンフレッシュ」です。
溶剤系の2液型シリコン塗料と言われているものです。
表の右側から3列目に記載されている価格は1缶あたりの定価です。
1缶「¥62,070-」
これが水性シリコンになりますと・・・
1缶「¥35,090-」ほぼ半額です!
これがさらにUV非対応や他メーカーの物ですとさらに安くなります。
同じシリコン塗料でも価格にこれだけの開きがあるのです!
これが、シリコン塗料を見るプロの目です。
■木部塗装のウレタン一式
多くのお客様が主剤にのみ気を取られて
付帯部のことないがしろにしています。プロはここも見落としません。
付帯部とは雨樋・破風・雨戸など外壁に付帯する細かい部分の事です。
折角外壁を良い塗料で塗装するのに付帯部がウレタンでは
バランスが取れません。
耐用年数の違いがありすぎるからです。
もちろん素材自体(特に木部)が持たないケースもありますが、
最低でもシリコン塗料を使うことをオススメします。
さて、比較する4つのポイントとプロの目線をご紹介しました。
安い買い物ではありませんので、
しっかりした比較検討をして良い塗装工事をしましょう!
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